コスモプリンツ株式会社では、持続可能な社会づくりへの貢献として、『グリーン・グラフィック・プロジェクト(GGP)』に参加し、その認証をいただきました!
今回はそのことについてご紹介していきたいと思います。
『グリーン・グラフィック・プロジェクト(GGP)』とは
グリーン・グラフィック・プロジェクト(GGP)とは、富士フイルム株式会社様が取り組んでいる地球温暖化対策の一貫です。「カーボン・オフセット制度」を活用し、CO2排出量の削減に取り組む活動を指します。
当社はこのプロジェクトの趣旨に賛同し、参加すると共に、富士フイルム様が販売する『SUPERIA 完全無処理サーマルCTPプレート』(CTP用の版)を設備導入いたしました。
以前、「ケミカルレスCTPへの移行(コスモプリンツ広報ブログ 2021.12.28)」でご紹介した〝有害な現像液を使用しない新しい版〟が、この『SUPERIA 無処理サーマルCTPプレート』です!
こちらの版を使用することで、印刷工程中に発生するCO2排出量を削減することができます。
『カーボン・オフセット制度』とは
日常生活や経済活動で避けることができないCO2の排出について認識し、できるだけ削減する努力を行なった上で、どうしても減らせなかった分のCO2排出量を、他の場所でのCO2排出削減の取り組みで埋め合わせ(オフセット)することを「カーボン・オフセット」と言います。GGPでは、途上国におけるクリーンエネルギー創出支援などの活動で得たCO2排出権(クレジット)により、無処理プレートのカーボンゼロ化を行ない、経産省が推進する「カーボン・オフセット制度」で認証を取得しています。
富士フィルム様より引用
なんとなくイメージがしづらいかもしれませんね。
簡単にいうならば、弊社のような印刷会社が、富士フイルム様の現像レスの版を使う事により、
■CO2排出量の削減
■発展途上国への支援
これら両方に貢献する事ができる、素晴らしい制度です。
CO2、どのくらい削減できた?
では実際、この制度でどのぐらいの量のCO2が削減できたのでしょうか?
実は富士フイルム様からコスモプリンツ宛に、「カーボン・オフセット証書」が届いています。
こちらは「コスモプリンツがどれだけのCO2削減が実現できたのか」…その数値と、それを正式に証明するものとなります。
証書中程にはこう記載があります。
『コスモプリンツ株式会社様
2020年 温室効果ガスオフセット量 83,808kg-CO2』
なんと!2020年の一年間で、約83トンのCO2削減に貢献していました!
日本人1人当たりの年間CO2排出量が、約2トンと言われているので、日本人40人分の年間排出量分を削減していることになりますね!
弊社としては、この取り組みを続けることで、持続可能な社会づくりへの貢献…ひいてはSDG’sへの取り組みを少しでも進めていけたらと考えております。
GGPロゴマークで、エシカル消費のPRを!
今回ご紹介した版『SUPERIA 完全無処理サーマルCTPプレート』を使用した印刷物には、GGPロゴマークを記載することができます。
マークには「この印刷物は、カーボンゼロ・プレートを使用して印刷することで、CO2削減に貢献しています」との表記も付随し、環境問題へのPRができるようになりました!
これらの記載により、環境問題への意識はもちろん、エシカル商品を採用していることへの企業PRをすることができます。
SDG’sが注目されている昨今、身近な印刷物でお客様に沿ったアピール製品はいかがでしょうか。
詳細につきましては、コスモプリンツまでお気軽にお問い合わせください。
■「グリーン・グラフィック・プロジェクト」への参加|コスモプリンツ株式会社
■グリーン・グラフィック・プロジェクトについて|富士フイルム株式会社
■SUPERIA 無処理サーマルCTPプレート|富士フイルム株式会社
■ケミカルレスCTPへの移行|コスモプリンツ広報ブログ