画像編集分野にも広がるAI
OpenAIが開発したChatGPTは、2022年に公開されて以来、爆発的に広まっています。
ChatGPTは、ユーザーが入力した質問にAIで回答するサービスで、まるで人間が答えているかのように自然な表現で回答することができます。
このようなAI技術による革新は、写真や画像編集の分野にも徐々に広がっています。
こちらのモノクロとカラーの写真をご覧ください。
この写真は弊社コスモプリンツがまだ丸山印刷工場だった当時のモノクロ写真と、そのモノクロ写真を復元したカラー写真になります。
古いモノクロ写真のカラー化は職人芸のようなテクニックが必要な技術です。
写真の色合いや彩度を手動で調整し、自然なカラーに仕上げるためには、高い技術と経験が必要です。
しかし、現在ではAIによってこのようなモノクロ写真を自然な感じで、自動でカラー化することができるようになりました。
膨大な量の画像データから復元処理を学習
ではなぜ、このような事が可能なのでしょうか。
それはAIが膨大な量の画像データを使ってトレーニングしており、その学習したデータを元に人間が手作業で行うような色調整や彩度の調整を自動的に行っているからです。こうしたAIによるカラー化技術は、歴史的な写真や映像を現代に再現するために活用されていて、新たな発見や洞察をもたらしています。
また、モノクロ写真には傷や汚れがつきやすく、それらを手動で修復するのは非常に手間がかかるものでした。こちらもAIを使うことで、写真の中の傷や汚れを自動的に検出して修復してくれるので、手軽にかつ高精度な修復ができるようになりました。
イメージしやすい例を挙げますと、フワちゃんが出演している有名な「消しゴムマジック」のCMですね。
まるで消しゴムで消したかのよう不要な部分が消えていく、この魔法みたいな機能にもAIによる自動消去技術が使われています。
今後ますます進化していく自動復元・修復技術
AIによる写真の自動復元・修復技術は、今後ますます進化していくことが期待されていますが、完璧な仕上がりになる写真ばかりではありません。例えば、元の写真が低品質であったり、解像度が低い場合などは、AIでも完全な修復ができないことがあります。
しかし、AIの進化は目まぐるしいもので、そのようなフィードバックを収集し、徐々に正確性を向上させることができます。
今後、AIによる写真の自動復元・修復技術はますます進化し、私たちの生活や文化遺産の保全に貢献していくことでしょう。
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