日本医療科学大学様の「学生募集要項」をご紹介いたします!
今回は制作にあたり、先方から「見やすい・読みやすいフォントはありませんか?」とのご要望をいただき、弊社から文字フォントに『UDフォント』を用いることをご提案させていただきました。
UDフォントとは?
- 「ひと目でわかりやすい」
- 「読みやすい」
- 「間違えにくい」
…など、これらユニバーサルデザインの視点から開発された文字の書体が『UDフォント』です。
今回の製品では、多くのフォント製品を取り扱うモリサワ社のフォントを、要項のタイトルや本文に採用しています。
UDフォントを使用した本文
例えば、パッと見た一瞬や、少し遠くから文字を見た時。
濁点と半濁点のどちらなのか判別しづらく、凝視してしまう時はありませんか?
UDフォントでは、濁点・半濁点が従来に比べて一回り大きくなっており、判別を助ける効果があるんです。
その他にも、従来のフォントよりも余白となる空間を広くとっており、これにより文字が潰れにくく、小さい表示でも見やすくなっています。
ユニバーサルデザインとは
ユニバーサルデザインは、「すべての人のためのデザイン」を意味します。
年齢や性別、国籍、障害の有無などに関わらず、誰もが使いやすいデザインを指しています。
これらは手にとって見る紙面上のデザインに限らず、建築設計やピクトグラム、点字、シャンプー容器の突起など、すでに私たちの身近になっているものも含まれます。
新しい紙幣にも「読みやすさ」
2024年に20年ぶりに刷新される紙幣。
千円札が「北里柴三郎」、五千円札が「津田梅子」、一万円札が「渋沢栄一」の図案が採用された新紙幣ですが、こちらにもUDフォントが使われているのはご存知でしょうか?
額面の数字を大きくし、さらに形がハッキリしたUDフォントを採用することで、弱視の方でも見えやすく、また手で触っても形が分かりやすい紙幣になっているんです!
参考URL:“渋沢栄一” 肖像 新1万円札印刷始まる 偽造防止に最先端技術
ここ最近はSDGsの理念を意識してか、会社案内やWEBサイトにUDフォントを採用する企業様も増えております。
「UDフォントを採用した印刷物が作りたい!」
「UDフォントにすると、どう変わるのかが見てみたい!」など、
ご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
印刷のお見積りやご質問などありましたら、お電話又は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。